食中毒を防ぐための保存料、発色剤

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食物の腐敗を防ぐための保存料、発色剤

市販のお弁当や加工食品を製造する上で一番怖いのは腐敗したりカビが生えたりそれが原因で食中毒を起こしたりすることです。
なので、保存料であるソルビン酸などを添加する訳です。

 

食品添加物について詳しい知識のない人でも、コンビニなどのお弁当や市販のソーセージやハムが健康には良くないことはご存知なのではないでしょうか?

 

コンビニなどのお弁当は工場で大量生産されていますが、トラックで各店舗に配送されて店頭で半日以上販売されるので、腐らせないためにもたくさんの保存料を使わざるをえません。

 

 

保存料を使わずにいてもし食中毒になったりしたらそちらの方の危険性の方が怖いという意見もありますが本当にそうでしょうか?


 

 

お弁当のおかずによく入っているソーセージやハムなどの肉加工品にも食品添加物がたくさん使われていますが、健康を害するのではないかと疑いのある添加物が多く使われていることが問題なのです。

 

 

昔はお弁当のおかずの定番として真っ赤なウィンナーソーセージがありましたよね。タール色素が使われていました。
タール色素は発がん性があるという疑いが出てきて使用禁止になったものも何種かある上、他国では禁止されているのに日本では現在も使用されているものもあります。
最近は赤くないウィンナーソーセージが主流となっていますが、ウィンナーソーセージには着色料だけでなく食品添加物が何種類も使われています。

 

チャレンジテスト

さて、ここに市販のソーセージの成分表示がありますが、ソーセージは本来は豚の腸に肉を塩で練ったものをつめて燻製にして長期保存できるように作られたものなので、本来の原材料は肉と食塩、砂糖、香辛料です。

しかし、市販の製品には肉以外にたくさんの食品添加物が入っています。
調味料(アミノ酸)、リン酸塩、保存料(ソルビン酸)、酸化防止剤、発色剤(亜硝酸Na)、カゼインNa、コチニール色素などなどカタカナ名がずらりと並んでいます。ロースハムの原材料名もソーセージとよく似ています。
ここでよく問題になるのは、保存料のソルビン酸と発色剤の亜硝酸Naです。ソルビン酸はお弁当にもよく使われる保存料ですが本当に安全なのか疑わしい部分がたくさんあります。

 

ソルビン酸

チャレンジテスト

殺菌作用はないのですが食品を腐らせる細菌、カビなどの働きを抑制する効果が高く水にも溶けやすいので保存料の中では一番広く使われていて、食肉製品やかまぼこやちくわなどの魚肉練り製品、チーズ、ケチャップやジャム、味噌、つくだ煮などによく入っています。ソルビン酸は発育不良や肝臓や腎臓障害を引き起こしたり、遺伝子に傷をつける、発がん性があるといった疑惑の多い添加物です。

 

ソーセージやハムには肉の色を鮮やかにするために発色剤の亜硝酸Naが必ず使われているのですが、ソルビン酸と亜硝酸Naが結合すると発がん性物質ができると言われています。





亜硝酸Na

肉の中のヘモグロビンと結合して肉が酸化して変色するのを防ぐ発色剤です。ソーセージやハムがどす黒いくすんだ色にならず瑞々しい赤い色を保っていられるのは発色剤を入れているからなのです。

 

食中毒の原因となるボツリヌス菌を抑制することもできます。亜硝酸Naはそれ自体も毒性が強い物質で青酸カリと変わらない致死量があり、遺伝子に傷をつけたり、吐き気や下痢などの原因になる可能性があるというのでよく問題視されています。

 

また、魚に含まれるアミンと結合するとニトロソアミンという発がん性物質に変わります。
肉に含まれるアミノ酸と結合すると発がん性があるとも言われています。
アメリカではベビーフードへの使用を禁止されています。いくらや明太子、筋子などにも良く使われていますので注意が必要です。

 

リン酸塩

肉の風味を増してくっつきやすくするように結着剤として使われています。リン酸塩はカルシウムの吸収を悪くするので骨粗しょう症が心配されますが、大量に取る訳ではないので一応安全性に問題はないとされています。

 

コンビニなどのお弁当を食べ続けると健康に悪いとよく言われていますが、食品添加物がたくさん使われている、危険な疑いのある保存料が使われているだけでなく、油脂分が多くて野菜類が少なくて塩分が多いなど栄養が偏りがちなことも問題です。

 

また、朝食はパン食という方は、パンに目玉焼きなど卵料理とハムやソーセージを焼いたもの、となりがちですが、ハムやソーセージを毎日食べ続けるのは食品添加物の取り過ぎの心配があるのでなるべく避けた方が良さそうです。
ハムやソーセージを食べるときには焼くのではなく湯がくと添加物が水に溶けだしますのでなるべく湯通しして食べるようにしましょう。
食品添加物が気になる人は、「無塩せき」の表示のあるハムやソーセージを購入したら安心です。この「無塩せき」の場合、発色剤や着色料は使用していないので色合いはあまり良くありません。

 

しかし、無添加という訳ではなく保存料などは使用している場合もあるので成分表示を必ず確認して買うようにしましょう。また、ソーセージやハムにはたくさんの塩分が含まれているので日常的に食べていると塩分の取り過ぎになって高血圧が心配ですので気を付けましょう。



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